*きよみのアンティーク*ブログ

ブレスの延長例

こんにちは店主です

今日はお客様から預かった時計の延長をご紹介致します。

通常、当店販売時計以外の修復は承っておりませんが、
多々のリスクをご了承の上お預りさせて頂きました。

お客様の時計は価値が当店では決められません。
代々譲り受けてきた時計や、大事な記念日に頂いた時計、
その様な大切な時計に何かあっては一大事です

なので、たとえリスクをご理解頂いても慎重に慎重を重ね
出来る限り時計には手を加えない方法はないものか・・・。
と、職人さんに相談して下記の様に延長いたしました。

緑のパーツをお作りして、カチャッとハメました。
クラスプを移動させただけでオリジナル部分に手を加えておりません。

職人さんの発想とセンスも褒めどころですが、
スゴイのはミル打ちです!

アンティーク品のミル打ちは現行品よりずっと細かい事が多く
1つ1つ手で打ってゆくのは熟練の技です。

緑の矢印は当店で打ったミル打ちで、青い矢印はオリジナルです。
オリジナルの方が経年劣化の摩耗もあり凹みが少ないですが、
雰囲気に違和感は全くなく仕上がっていおります

細かなミル打ちは古いアンティークの魅力の1つなので、
有ると無いは勿論、幅の違いも雰囲気が違ってしまうので
上手に仕上がって胸を撫で下ろす店主でした。

そして、可愛く仕上がったのでO様の時計を勝手に自慢させて頂きました

●価格参考例●
基本工賃 15000円
18金        1g/約3700~4000円為替により(今回2.4グラム使用)  
ミル打ち      6000円~(今回13000円)
デザイン料     5000円~(今回10000円)
※通常は基本工賃と金の使用量が価格となります。

その他の延長方法は下記写真をクリックを下さいませ。

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