こんにちは、店主です。
今週入荷予定のハミルトンをご紹介します。
小ぶりで可愛いハミルトンです。
通常のカクテルサイズと殆ど変わりないサイズなのですが、
実は中の機械は同年代にハミルトンが多く使われた機種より僅かに小さいのです。
どのくらいの違いかというと。
左が本品と同じキャリバー768で、右が本品と同年代に多く使われたキャリバー750系です。
よもや、どっちが小さいかよーく見比べなければ分からない程度です
でも店主は毎日カクテルウォッチを見てるせいか、とても小さく感じます。
元々、カクテルウォッチはとても小さいので1回り小さくするのも難しいのだと思います。
サイズを問わず機構も使うパーツの数も同じですので…
下記の右は1940年後半に主に懐中時計に使われたキャリバーです。
懐中時計全盛期のキャリバーではありませんが、
100年程前に上記ほどの大きさから女性の腕に似合う様に小さくなりました。
細かく言うと、1920〜30年頃にとんでもなく小さくなり、
1940年頃に本品サイズに落ち着きました。
因みに、そのとんでもない小さいキャリバーを今でもジャガールクルトは作っており
小さな小さなカクテルウォッチのお値段は、なんと1500万円ほどします。
いつか当店でもご紹介したい憧れの1本です
“カクテル”はカクテルドレスから付けられており、
社交の場で着るカクテルドレスに似合う様にジュエリーの様にしたのがカクテルウォッチです。
なので、同じ小さくても左はカクテルウォッチですが、右は違うのです。
※下記は借り物画像です。
では、右は何という名前だったでしょ??
チ、チ、チ、チ、チ・・・・←カウントの音。
正解はっ!!!
ナースウォッチです
正解された方はかなりのアンティークマニアです
脈を測るために秒針が付けられており、視認性を高めるため秒針のみ赤色をしています。
でも多くのナースウォッチは下記の様な革ベルトタイプなので、
“ナースウォッチカクテルタイプ”なのかも知れませんが
話が脱線しましたが、(通常よりほんのチョッピリ気持ち程度)小さく可愛いハミルトンです
特にラグのデザインは可愛いです!
植物を思わせる柔らかな曲線で、透け感も女性らしいです。
ケースの正面はダイヤモンドで埋め尽くされてキラッキラですが
丸っこいフォルムは嫌味がなく上品です。
そして今回はハミルトンオリジナルのアンティーク化粧箱をお付けします!!
現在、実店舗は移転工事が7割ほど完了し、備品のお引越し整理をはじめているのですが
移転先はショーウィンドウがないため、現在までショーウィンドウで飾っていた化粧箱をおつけする事にしました。
店頭で飾る用に探した化粧箱なのでコンディションはとても良いものばかりです。
数は多くないのですが、各メーカー在庫があればおつけする予定です。
本品にお付けした化粧箱はセルロイド製で、
店主の化粧箱ランキングで3位内にはいるお気に入りのデザインです。
かなり豪華なおまけだと思います
この化粧箱に入れると時計が映えるのでプレゼントにもおすすめですよ。
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