こんばんは、店主です。
来週ご紹介するハミルトンには黒紐のブレスもお付けする予定なので
今週はアンティークブレスについて少し書いて見ようかと。
上記のハミルトンは革紐に付替えておりますが、
販売当時は布製の黒紐ブレスで店頭に並んでおりました。
時代が移りケースのデザインが変わっても、
黒紐ブレスは変わらず、カクテルウォッチ時代の全ての年代で愛されておりました。
こちらはカクテルタイプが販売され始めた1930年代の広告です。
上部のカクテルウォッチの殆どが黒紐です。
そして、こちらは10年後の1940年代。
さらに10年後の1950年代。
50年代後半からグレーの紐が登場します。
1960年代ではグレー1色の広告も。
上記は全てハミルトンですが、他のメーカーも黒紐がスタンダードです。
こちらは1940年代のオメガです。
こちらは1950年代のエルジン
そしてカクテルウォッチの全盛期が終わり、
ブレスとケースの一体型が流行り始めた1970年代になっても
黒紐のブレスは愛されております。
こちらは1970年代のブローバです。
たまにお客様から「購入したカクテルウォッチに黒紐ブレスは似合いますか?」と
ご質問を受けるのですが・・・・
必ず似合います
カクテルウォッチは黒紐が似合う様にデザインされているので
店主的には手首にピッタリと着用するのが可愛くてお薦めです。
とは言え、やはりメタルブレスの方が丈夫で長持ちなのは確かです。
しかし・・・弱いのは紐部分のみで、紐は交換可能なので
バネが弱る収縮メタルブレスより、もしかしたら黒紐の方が長持ちかもしれませんね。
カラーを変えれて楽しいですしね
カーフ革でもカジュアルになって可愛いですよ。
サイズも紐の長さで調整するので、お好みの長さに出来ますし、
紐を交換する際にクラスプは水洗い出来て衛生的です。
当店では黒紐でご紹介すことが殆どありませんが、
見た目もアンティークらしくて実はとっても可愛いですよ