久しぶりのブランド説明です
今日は月曜日に入荷を予定しております、ベンラスを詳しくご紹介します。
ベンラスは1921年にLazrus兄弟3人がニューヨークで企業した
アメリカ屈指の老舗時計メーカーです。
と、一般的には言われているのですが
実は創設者の1人である二男のベンジャミンは1912年に若干18歳で
宝石商としてジュエリー、時計や時計パーツなどを卸売していた様で
その当時もBENRUSの名前で運営しております。
こちらがベンジャミン、男前ですi_0868.gif
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下記は1912年の書面で、BENRUS－JEWLER－となっております。
1921年に書かれた下記の書面では時計メーカーとなっております。
BENRUSが商標登録をされたのは1923年の様です。
兄弟3人で起業したにもかかわらず、
ブランド名のBENRUSの由来が次男のBenjamin Lazrusの
名前と苗字の文字を取って「BEN RUS」と付けらているのは
おそろく会社の土台はベンジャミンが作ったからだと店主は勝手に思っております。
こちらはベンジャミンが住所を置いたと言われている
当時のマンハッタンの宝石商街です。
（Hippodrome or Jewelry District in the middle of Manhatann for the 47th Street辺り）
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そして、こちらはベンラスがスイスに持っていた工場です。
こちらは元々あった工場を買収をした様ですが、
スイスで初めて女性が運営する工場としても有名だった様です。
ミニタリーとして有名なベンラスですが、
宝石商の経緯から1923から1945年の間に、多くの美しいアールデコデザインを作っております。
残念な事にこの期間の公的な記録は殆ど残っておりませんでした・・・。
しかし広告などで僅かに見る事ができます。
ベンラスはスイスとのコネクションが強く、
パーツの入手が困難だった時代に、群を抜いた生産量を保持しておりました。
その生産量と技術力を見込まれ国から軍事用時計の依頼を
受ける様になったベンラスは飛躍的に大きく成長をし、
アメリカ時計としてウォルサムやハミルトンと肩を並べる一大メーカとなりました。
技術的にも高く評価をされており、多くの公的航空機にも正式採用されております。
男性物ではカーベックス（ベンラスではcurve Kingと呼んでいたようです）や
ジャンプアワーなど、とってもカッコ良いモデルも沢山作っております。
女性用専門の当店ではなかなかご紹介する機会が無いのですが
最近は仕入の際にチラチラと探しております。
ミニタリー以外でしたら、大きさ的には女性でも
着けれらるサイズだと思いますので、可愛いデザインを頑張って探しておりますi_0449.gif
下記は50～60年代の広告です。
