*きよみのアンティーク*ブログ

【2024年7月12日 金曜日入荷】涙型アンシンメトリー ブローバ

こんにちは、店主です

本日入荷を予定しております時計をご紹介致します。


※↑リンクされた商品ページは販売時刻に表示されます。

左右非対称の涙型のブローバです

今回はコンビカラーの可愛い未使用ブレスを見つけたので、ブレスに合わせて修復しました。

老舗の時計ブレスメーカーのSpeidelのダイヤモンドシリーズの1つです。

本品は仕入れ時は社外品のクウォーツが入っておりました。

文字盤の「23」は機械内で使われたルビーの数です。
ブローバの一般的なルビーの数は15〜17なので23は上位機種です。
ケースの豪華さから察するに、おそらく文字盤は当時のオリジナルだと思います。

このサイズの機種で23jewelだとすると数は絞られます。
その中から機械のコンディションのよいものを選んで修復しました。

オリジナルの文字盤はボロボロで足も折られており、針も時針は社外品でしたので、
どうせ交換するならとコンビらしくしました。

文字盤のインデックスと竜頭と針は金色にしました。
普段ではしない修復の仕方なので、珍しい雰囲気だと思います。

もちろん全て当時のブローバのオリジナルパーツで修復しておりますのでご安心ください

今回お付けしたブレスはコンビカラーですが、銀色単色も金色単色もよく似合いますよ。

雰囲気がかなり変わるので、ブレスを変えるたびに新しい気持ちになると思います。

コンディションも良くオススメのコンビカラーのブローバですよ

●余談●
なぜ機械内にルビーが使われるかと言うと、摩擦で部品が削れる箇所は鉄より硬いルビーが使われております。

「なら、もっと硬いダイヤモンドが良いのでは?」と以前時計士に尋ねたところ

「潤滑油を注す時に見難いし、人工的に作れるルビーが使いやすかったのでは?」との事でした。
メーカー公式からの意見は見た事がないので本当の事は分かりませんが

本品は一般的な機械よりルビーが多く使われています。
左は本機、右は同型の一般機種です。

見た目は同じです

が!!
ルビーの上にルビーが乗って2重になっております

鰻重の2枚重ねみたいで贅沢ですよね

(実際は潤滑油の揮発を防ぐためルビーの蓋が乗ってます

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後ほどインスタグラムでも本品をご紹介する予定でおります。

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