*きよみのアンティーク*ブログ

【New】 1月8日入荷予定品 ブランパン

こんにちは、店主です

本日は、来週入荷予定のブランパンをご紹介いたします。

後ほど自社サイトのトップページに商品ページへのリンクをアップ致します
(*販売は1月8日となります。)

新年最初にご紹介する品はもう決めておりました。

この数年で一番店主が心躍ったデザインです

こちら、ブランパンのバックワインドです
アンティーク ブランパン レディース

ケースはとても華奢で、通常のカクテルより1回りは小さいです。
゛ちっこい好き ゛な店主もこのサイズを愛用しており、
仕入の際もよーーーく探すのですが、こんな可愛いデザインがあったとは。
しかも老舗大御所のブランパン。

こんな小さなケースに、こんなドデカいダイヤモンドを乗せるなんて・・・

ケースからはみ出る程大きい・・・お花
アンティーク ブランパン レディース

もう可愛過ぎる

全体的なサイズは華奢ですが、もの凄い存在感のあるダイヤモンドですよ。

ブランパンをご存じない方もいらっしゃると思いますので
今回はメーカーを少しご紹介します。

ブランパンは世界最古の時計メーカーと言われており
1735年にスイスの時計職人ジャン=ジャック・ブランパン によって創設された
世界屈指の老舗ブランドです。
こちらが公式サイトです
https://www.blancpain.com/ja/

世界で名前を知られるメーカーですが、工房はとても小さく
スイスの小さなヴィラで1つ1つを丁寧に作るメーカーでした。

下記は現在でも使われているブランパンの工房です。

比較の為、アメリカ屈指のブランド、ウォルサムの写真を。

同じ時代に時計を作るメーカー同士でも、これ程の違いがありました。

この小さなヴィラで職人が丁寧に作る高級品は
やがて1970年代のクオーツブームに圧されて、一時生産を止めてしまいます。

殆ど全てのメーカーがクオーツ受け入れて生産を始めましたが、
ブランパンは現在も機械式のみしか生産しておりません。

クオーツを作らない老舗ブランドはブランパン以外は無いと思います。
とっても稀なブランドで、生粋のマニファクチュールです。

機械式時計愛好家が好きなブランドにブランパンの名を上げる事が多いのは
この不器用な程のこだわりの強さだと思います。

時計界トップクラスの技術力を持ち複雑機構も得意としております。
小さなケースの中に複雑機構を詰め込んだシックス・マスターピースは
大量生産の時計では作れないブランパンならではのモデルです。
機構の説明ページは→ こちら ←

時計はクオーツより機械式の方が高価ですので、
クオーツを作らないブランパンには、お手頃価格帯がありませんゼロの数が・・・
そしてblancpainの刻印がある時計は全て機械式を意味しております。
それが、他のメーカーにはないステイタスを感じさせるのだと思います。

アンティークのブランパンは通常の時計ですら生産数がとっても少ないので、
バックワインドはかなり希少です。

ケースにもブランパンとプラチナの刻印があります。
ブランパンのブラン部分が削られてるのは、修復跡です。
機械がケースに当たって止まってしまう場合、この様にケースを削って修復します。

「blanが消えてもcpainが付くのはブランパンだけですもんね」と時計士さん。
ホントです手前のbだけだったら相当な数のメーカーが候補に上がってしまいます。
パンが残っていて本当によかった、と店主。

外側からは見えないので、気持ちの問題なんですけどね・・・。
でも気持ちも大事ですもんね。
ブランパンなら絶対に刻印があった方が嬉しい!と、店主なら思いますし

最後に、300年を経ても現役の工房として使われている現在のヴィラをご紹介します。

そして前回ブランパンをご紹介した祭の追記を
同じ気持ちで追記します。
(※今回のブランパンは年代的にこのヴィラで作られたとは断言できませんが。)

●追記●
下記は道路を挟んだ反対側の様子です。

なんともスイスらしい風景・・・ハイジが走ってそう。

現在の工房の写真はグーグルマップから撮りました。
グーグルマップで道沿いに進むと
正面にはブランパンの看板がハッキリ見えますよ。

もしもご縁が御座いましたら、時計を眺めながら
是非グーグルマップでお散歩してみてください。

なんとも不思議な気分を味わえますよ。

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