こんにちは、店主です
今週は、ずっと集めていたハミルトンのお花シリーズをご紹介します。
じゃじゃーーーんと3本。
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最近は商品ページをリカちゃんが担当してくれているので、店主はブログに集中できるようになりました。
今まで時間が足りず書けなかった事も書いていたら、とんでもなく長文になってしまいました…
最後までお付き合い頂けたら幸いです
それでは、珍しい順にご紹介します。
小さなお花ですが金製品なので、お花も葉っぱもジュエリーと同様に繊細でこまかな細工です。
アメリカは現在でも14金が主流で、アンティークの金時計も殆ど14金なのですが、硬度を考えると10金の方が傷が付きにくくお勧めです。
傷がつき難い以外にも、ダイヤモンドを留める爪なども倒れにくく摩耗し難いという利点があります。
ホワイトゴールドは最終工程でロジウムメッキをかけて真っ白にしますので、9金〜18金まで見た目は全く同じです。
意外と知られてませんが、ロウジウムメッキをかける前のホワイトゴールドは白くなく、「金か?銀か?」と聞かれたら金色です。
特に金の量が多い18金は結構な金色です。
なのでロジウムメッキが薄くなって来た時は、金の量が多い方が金色になりますので10金の方が白さが持続します。
価格もちょっぴりですがお安くお得感があります
きっと日本では10金製のハミルトンは専門店さんでは見つけられないと思うので、自分だけの1本として愛着が持てると思います。
しかし
10金の利点よりなにより、デザインがとっても可愛い事が1番のおすすめポイントです
小さなお花は見るたびに「可愛い」と目尻が下がりますよ。
因みによく見る「10K RGP」「10KGF」は鉄製です。
「10K」「10KT」「10K solid gold」と書かれていれば金製品です。
裏蓋の側面に素材刻印があるので、ご縁があれば虫眼鏡で覗いて見てくださいませ🔍
今回は3本共、リダンまたは文字盤交換しており、風防もアンティーク未使用品で交換をしております。
どちらも時計の印象を大きく変える大切なパーツです。
『ガラスなんか』と思われる方も多いと思いますが、アンティーク時計はかなり違います。
現在の時計の多くはガラス表面はフラットですが、アンティークはドーム状に丸くなってるデザインがあります。
今回の3本はカマボコ型でぷっくり厚みのあるデザインを選びました。
横からの印象は分かりやすく違うのですが、実は正面も大きく違います。
ね?
よく「向き」についてご質問を頂くのですが、当時はモデルにより指示があったようです。
右は↑ダイヤのお花と同じ向きで、左はこの後でごご紹介するデザイン↓と同じの向きです。
書かれているモデル名は現在では9割以上が不明で、パーツ番号のみとなると絶望的です。
何千枚も見てきましたが、右の向きが一般的のようです。
しかし、アンティークの未使用風防はとても希少なのでサイズが合えばどちらの向きでも使います、コンディションが最優先です!
風防は傷があると角度により影が文字盤に落ちて、文字盤の傷のように見えます。
実際には、影は動いて見えたり見えなかったりするので写真ほどは目立ちませんが、コンディションが良い方が全体の印象が断然綺麗なので、当店では出来る限り風防は交換しています。
向きが違っても見た目の印象はどちらも同じく、ぽこっとして可愛いです。
現在のように精巧ではないので、光が少しだけイビツにクニャりと湾曲して反射するのも可愛いですよ
所持歴20年ですが、今回初めてモデル名を知りました。
下記は1957年の広告で「Glamour,F」というモデル名でした。
アメリカではglamorと綴りを書くのが一般的ですが、雑誌や装飾的な用途ではイギリスの綴りのglamourと書くらしいです。
日本と同じくヨーロッパへの憧れがあるのでしょうね
そして問題は後ろの「F」です。
「,」の後に大文字が書かれている場合は「系譜」で、市川團十郎で言うところの「何代目」の意味と思われます。
Fなので6代目です。
他の広告も見直してみたところHとSも広告を持っており、8代目はまだお花ですが19代目ともなるとお花とは無縁のデザインでした。
ハミルトンは系譜的にモデル名が続く事が多く、「,」の後ろが「CC」とか2文字のものあり、
いったい何代目團十郎なのだろうか・・・と思うこともしばしばです。
仕入れ時は、↓の機械が入っておりました。
間違った機種なので隙間があります。
文字盤と針の時代も合っていません。
ですがアンティークではマシな方です。
「待ってろ、いま元に戻してやるからな メラメラ」と意気込みをみせる店主。
まずは機種を特定し積み替え、針も本来のデザインへ。
インデックスのデザインが違うので、広告通りのデザインを探し出し、
リダンをして綺麗に修復完了
以前も書いたのですが今回も書きます!ええ、書きますとも!!
10万円前後のお品をここまで綺麗に修復する専門店さんはないと思います!!
何せ利益になりませんので
それは当店も同じで「ただただ手間なだけ」なのは事実で、今回の様に綺麗に修復してご紹介することが難しい品達です
でも
アンティークらしさや、可愛いが詰まったデザインです
豪華なハイジュエリーデザインと全く同じように、長く使える品です。
機械も3本とも22jewelの上位機種なんです。
このラインが大好きな店主としては、沢山ご紹介できない現状が本当にもどかしい
どれも可愛くおすすめのハミルトンですよ
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後ほどインスタグラムでもご紹介する予定でおります。
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