こんにちは、店主です
毎年の事なのですが、8~9月は本当ーーーーぉにヒマ。
HPの観覧数もガクリと3分の1程となり、来客もなく店舗も静か。
夏は帰省やご旅行で忙しく、秋はその余波で節約月間ですものね・・・。
お客様からのメールは勿論、お盆中は迷惑&スパムメールさえ少なく、
「悪人もお盆なのね・・」と退屈な日々を過ごしておりました。
そんな訳で、この機会にと思い「時計の分解講座」に行って参りました。
時計修理士の専門学校で毎月開催されている講座です。
場所は渋谷駅から徒歩15分位でしょうか。
全て無料で、体一つで参加でき、
とっても親切に分り易く分解と組み立てを教えてくれます。
講座を受けたからと言って入校を勧められる事も、
何かを買わされる事も全くございません。
時計の仕組みを知れる本当に楽しい講座です。
お知り合いが講師をされており、旦那もここの卒業生なので
何度かお邪魔しておりますが、講座を受けるのは初めてでドキドキでした
教室はこんな感じ。
助手を務める学生さんが一緒に分解をしてくれ、
その手元を大きなモニターに映してくれます。
時計士のデスクは特別で、首あたりの高さに天板があります。
目線と同じくらいの位置で作業をします。
何故なら・・・首が疲れちゃうから
分解の手順も頂けて、講座では分解しなかった部分も書かれております。
曲りなりにも10年以上も時計に携っておりますし、
使い慣れた工具を使用した講座です。
しかも教材はETA6497 ↓
手のひら位ある大きなキャリバーで、当店が扱う2cm程のキャリバーとは
比べものにならない程はっきりパーツが見える。
楽勝だ。
と、後ろで見てた旦那も思った事であろう。
しかし、隣のおじさんの方が数倍早くて上手かった ウソーン、ナンデ?
たぶん、受講者で1番出来の悪い生徒だったと思う。
そりゃそうだ。
輪列を眺める事は日常でも、組む事などまずないのだから。
店主は眺めて壊すのが専門。
時計士の様にカッコ良く修理が出来たらステキだけれど、
店主は幼い頃より低血糖・・・手の震えは致命的ムリジャン・・・
それでも講座はとっても楽しく、あっと言う間の2時間でした。
皆様もご興味があれば是非受講されてみては如何でしょうか。
●追記●
教材で使われたETA6497は オメガやロンジンにも使われているキャリバーで
いざ!自分のを分解!! となると勇気のいるキャリバーだと思います
下記はETA6497-1を乗せたティソです。
(教材ではスモセコはついておりませんが・・・)
通常は文字盤で隠れてしまうルビーがチラリ
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