こんにちは、店主です
本日入荷を予定しております時計をご紹介致します。
※↑リンクされた商品ページは販売時刻に表示されます。
以前にもご紹介したこちら↓、パリのクリエーター６人が其々デザインしたパリジェンヌシリーズの1つです。
今回は帽子作家の「マダム アグネス」がデザインした時計です。
あまりにマダムアグネスの名で有名なため、本名を探すのに苦労しました
Agnes Rittener が本名のようです。
お友達の写真家のマダムドラことドーラ・カルムスが撮ったアグネクです。
1925〜1930年に撮られた写真なので、丁度時計をデザインした頃のアグネスです。
因みにドラはこちら↓
おそらくアグネス作の帽子なのでしょうね。仲良しで微笑ましい
パリジェンヌシリーズのマダム紹介は前回のマダムジェニーに続き、今回２人目なのですが、
当時の広告の中の着用モデルのイラストはご本人さんかも・・・と２人目で気づきました。
アグネスのアップです
こちら↓は自画像のアグネスなのですが、似ていますよね？？
アグネスは1917年にパリのファウブール通りのサントノーレに自身のサロンを設立しており、
それ以前はパリで初めて帽子店を構えた有名クチュリエのCaroline Rebouxの元で働いておりました。
アグネスも17世紀後半に生まれておりますので、その師匠ともなると写真も歴史資料的な貫禄があります
当時は帽子はファッションの頂点で「帽子なしで外出するのはドレスなしで外出するのと同じ」という程だったらしく数多いる帽子デザイナーの中でもアグネスの帽子は人気でした。
下記は1940sの写真で、本時計より10年ほど経っているのですが帽子デザイナー３人で競馬場へ出向いた時の写真との事。
赤い帽子がアグネスみたいです。
この帽子でしょうかね、とっても可愛い
アグネスの帽子はどれも可愛くて、今みてもオシャレです。
こちら↓はファスナーでリボンの様になる帽子です。
最近ペンケースなどで見かけますが、まさか100年前にデザインされていたとはアグネスの前衛的な感覚には驚きです。
アグネスは一時全身黒のスタイルがマイブームだった様で、
そのせいか時計も黒しか殆ど見かけません。
広告では「 jade, blacker ruby enamel」と他のモデルと同じ様にカラーの説明があるのですが、
アグネスだけは、その後ろに「but the originality scoffs at mere description.」と添えられています。
これをどの様に解釈するのかネイティブではない店主には分からないのですが、
直訳すると「しかし、オリジナリティは単なる記述を嘲笑う。」となります。
以前に緑（jade）を1度だけ見たことがあるので、黒のみではないとは思いますが、他のマダム達と比べてカラーが少ないのは確かだと思います。
プロデュースとは名ばかりの品も多い昨今、しっかりと企画に係って作られたようです。
下記写真は本時計と同年期で、小さな時計の中にも1920年代のアグネスのセンスが詰まっているなぁと感じました。
アグネスの帽子の広告で多く使われたイラストレーターのReynaldo Luzaをエルジンの広告でも起用しており、アグネスの要望や趣向が取り入れられた事も窺えます。
マダムシリーズの中でもとても人気のデザインで、それは仕入れ値も顕著に現れております。
価格や機械につきましてはジェニーで詳しく書かせていただいておりますので、是非ぜひ→こちら←もお読み頂けたら嬉しいです。
前回のジェニーはリダンをしたのですが、今回はしておりません。
オリジナルの希少性も考慮したのですが、綺麗に経年風化しているのも理由です。
とは言え、販売当時の美しさも魅力です。
ケースは丈夫なエナメルで100年物としてはコンディションがとても良いので、リダン後は販売当時にかなり近くなると思います。
リダンするとどの様になるのかは、→ジェニーのリダン←がご参考になるかと思います。
（※最近写真のデータを大きくしているので、細かな箇所を見たい時はピンチアウトや拡大でかなり鮮明にアップで見れると思います）
前回も書いたのですが、
この時代、時計自体は有名でもデザインした人がどのような人物だったのか分る品は殆どありませんので、特別なモデルでコレクターアイテムとしてもとても人気です。
何より、作り手が分かると愛着も一入でオススメですよ。
こちら↓もドラが撮ったアグネスです
後ほどインスタグラムでもご紹介する予定でおります。
いいね💗を仕入れの参考にさせて頂きますので、
「こうゆうデザイン好きだわ」と思われましたら是非イイねをお願いします
LINEで入荷をタイムリーにお知らせしております。
レアな品や人気のデザインの買い逃し防止にお役立て下さいませ。
ライン限定クーポンやおまけなどの特典もお付けしております！
ご購入後のアフターケアや修理受付もラインから承っております。
←click
不要になったらシレッとブロックしてくださいませ
**************************
■実店舗のご案内
231-0014横浜市中区常盤町2-10(211/3F)JR横浜駅より2つ目、関内駅3分
job@bj9.so-net.ne.jp TEL:045-900-4182
ご試着の予約はお気軽に→こちら←よりどうぞ。
※お品が南口店にある場合が御座いますのでご連絡の上ご来店下さいませ。
**************************