*きよみのアンティーク*ブログ

寿命宣言を延長する祖父。 の巻き。

こんにちは、店主です

先日、新店舗に遊びに来たジージ(義父)が、
「やっぱり寿命を5年延長する!」と声高らかに宣言。

かつて自分が決めた寿命を目前に「欲が出ました」と素直なジージ。

やはり曾孫を見てから逝くと言うジージに
「それは寿命にかかわらずムリそうだ」とお一人さま宣言する娘。

寿命の話がでたので、
「お空に旅立つ時に何か合図をしてくださいヨ」と頼んだところ

「言われなくても合図するつもりだった」とジージ。

いったいどんな合図するつもりだったのかと尋ねると

「枕元に立つとか・・・夢に出るとかだよ」とジージ。

「いやいや、そんなん『夢かな?夢だな』で終わりですよ。」と店主。

もっとこう、シェンロンぐらいのリアリティで出てきてくれないと。

分かり易い合図を話し合い
「旅立つ前に店主の足をくすぐる」と約束をした数日後・・・

いや、死んでないですよ。w 

死んだと思われましたよね?いま。

数日後、友人と飲んでいたら突然
「ねえ、死んだら何か合図頂戴ね」とナゼか店主が近日中に死ぬ前提で頼まれました。

タイムリーな話題に驚きつつ、どんな合図が希望か尋ねたところ

鈴を鳴らせと友人。

え・・・
物理的に何かを動かすのは長い修行とか、深い怨みが必要なのでは?と店主。

お迎えの天使をお待たせしながら、
「だーかーら、言ったじゃんムリだって」とか言いながら
触れられない鈴に苦戦する絵しか浮かばない・・・。

出来れば超特急で天国へ行きたいので、もう少し簡単なのでお願いします。と店主。

じゃ、蝋燭の火を消して。と友人。

あー、それもムリそう

消えない蝋燭の前で「フーゥ!」「フーーゥ!!」とか
長い年月やってる絵しか浮かばない。

その後、あーでない、こーでないと議論が続き
結局、ジージと同じくコチョコチョに決定。

方法は決まり、次にどの位のコチョコチョにするか決めるために、
静かなバーのカウンターでくすぐり合いを始め・・・

そして、終電を忘れる。

死後の事より、今を考えろ。と学ぶ2人でした。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です