こんにちは、店主です
たまには、時計店らしく時計の話を。
日本で時計と言えば、ロレックスやオメガが有名ですが、
実は、時計界の中では上記でさ中堅なのです。
では、いったい何が最高級ブランドと言われてるのか・・・
パッテク・フィリップ
オーデマピゲ
バシェロンコンスタンタン
ランゲ&ゾーネ
ブレゲやピアジェも入るでしょうか
ジャガー・ルクルトも最高級ブランドの1つです。
きっと、聞いた事のない名前ばかりだと思います。
でも、ムーブメントも外装も、どれをとっても最高級品です。
どのブランドも銀座に店や代理店があり、正装したドアマンが扉を開け
ソファーで品定めと購入手続きをする様な、超一流ブランドです。
金額も「0」を指して数えなければ分からなくなってしまうほど。
アンティークも、仕入れるのも難しいほど高額です。
今回は上記の一流ブランドの中から比較的有名なジャガールクルトについて。
部品製造から組み立てまでを、自社で一貫して行う時計界でも
数少ないマニュファクチュールです。
店主が大好きな時計技師さんと、尊敬する時計技師講師さんの2人も、
一番好きな時計ブランドにシャガールクルトをあげておられました。
数ある理由の内の1つに「アンティークも現行品もカッコ良いから」と仰っていましたが、
確かに、そうなのです。
店主はハミルトンが好きなのですが、アンティークと現行品では
まるでデザインも違い、別ブランドの様なのです・・・・。
先日、銀座のWAKOでジャガールクルトのキャリバー101の現行モデルを
見たのですが、ショーケースに鼻をつけて見続けるほど可愛かったです。
日本では殆ど販売されてないので、実物を見れるのは銀座WAKOだけかと思います。
キャリバー101は、80年前の販売当時より現在まで、世界で一番小さなキャリバーです。
その小さな小さなキャリバーを乗せた、華奢で可愛らしいカクテルウォッチは
アンティークの雰囲気を持ちつつ、現行品ならではの新しさも兼ねています。
↓こちらがそのキャリバー
そして、そのお値段・・・450万円なり。
驚くなかれ、キャリバー101のハイジュエリーの中ではお安い方です
↓こちらは3500万円なり
・・・・もう、店主にとって天文学的価格です。
頭金2万円で、残り3万年ローンです・・・
過去に”ルクルト”を当店でも何度か販売しておりますが、
“ルクルト”は”ジャガールクルト”がアメリカ向きに製造した時計です。
ムーブメントの部品はジャガールクルトと全く一緒で、
組み立てのみアメリカで行っています。
同じモデルを販売することも多く、品質の違いも無いのですが、
ジャガーの文字があるのと無いのでは、お値段がかなり違います。
では何故そんなに価格が違うのか・・・・
ステイタスの違い・・・でしょうか。
実は店主にも良くわからないのです
でも、ミーハーな店主はジャガーが付くと無条件で
おお~っ !!!!
となります(笑)。
品質だけを考えれば、ルクルトの方が断っ然お買い得なので
そこは価値観等の違いで選ぶしかないのかな・・・と思います。
と言いいましても、アンティークは1点ものなので
ジャガールクルトでお気に入りを見つけたので、
それをお買い得なルクルトで買おう!と思っても探し出すのは
不可能なのです・・・・
逆もまた然りです。
なので、ほかのブランド同様に
その時計に縁を感じるか・・・が一番の決め手なのかな。
と店主は思います。
そして本日、ジャガールクルトをアップしました
ミーハー店主が選んだ、見る人が見れば「こ、これはすごい!」と分かる
見る人でなくても「こ、これはすごそうだ!」と分かる
ジャガールクルトの裏竜頭アンティーク時計です。
よかったら覗いてくださいね。
ジャガー・ルクルトの歴史については →こちら に書かせて頂きました。