こんにちは、店主です
金曜日に入荷を予定しております時計をご紹介致します。
“グリュエンと言えばカーベックス” と言うほどグリュエンを代表するモデルです。
ドライバーズのように、手首に沿うようにアーチ状にした時計を他社も販売しておりますが、
ケースだけがアーチ状で、裏蓋を見るとまっすぐでラグに角度をつけてラウンドしております。
グリュエンはラグを長くするではなく、機械をアーチ状に組み、時計全体をアーチ状にしています。
なんのメリットがあるかを、グリュエンが広告内で分かりやすく書いております。
下が昔ながらの構造だと書いております。
この方法は壊れやすくケースが大きくなるとも書いており、
グリュエンのカーベックスの耐久性と審美性を説明しています。
この機械の組み方は1936年に特許をとっておりますので、カーベックスは特別な構造をもつモデルで当時はもちろんアンティークとなった現在も根強い人気モデルです。
本品は1937年のモデルで、その中でも珍しいグリュエンオリジナルのブレス付きでした。
アップです。
もう1枚当時の広告がありましたので、こちらも載せますね。
アップです。
意外としられていないのですが、時計メーカーはブレスを作りません。
購入時に付属しているブレスは、アンティークではよく見る黒紐で
メタルブレスは各ブレスメーカーから購入者が選んで単品購入するシステムでした。
金無垢で時計ケースとブレスが接着されているデザインのみ、
時計メーカーがデザインしメーカー刻印が入っております。
ケースを横にするとブレスを通す穴が空いているタイプは、
金無垢・メタルに限らず社外品が一般的です。
こちらはブレス共にグリュエンがデザインした珍しい品です。
刻印がある事ももちろんですが、横穴のサイズが違います。
黒紐が通らないサイズの穴で、このブレスを通すための小さな穴なのです。
なので、このケースがブレスが取り付けてない状態で売られていたら要注意です。
横穴を確認しなければ、ブレスがつけられない可能性があります。
こちら↓は横穴がわかりやすいでしょうか?
アップです。
上記広告は1947年の広告で本品より10年も経っているのですがデザインはよく似ており、
人気のデザインだった事が窺えます。
実際はサイズ感や雰囲気が少し違っており、その時代ごとに合わせてデザインされておりますが
カーベックスは日常使い用として長期間作られましたので、安くみかける事もあると思います。
しかし色々と落とし穴の多いモデルで、先日の1920sのエナメルエルジンと同じく、
専門店さんで買う方が結局はお得となる品だと思います。
価格差が大きいのでイチかバチかで買いたくなる気持ちは
個人的には、よーーーーく分かるのですが(笑)
1930年代のカーベックスでコンディションの良い品は少ないので、今後も長く使える希少な1本だと思います。
写真以上に実物は可愛いので、気になる方は是非ご試着しに来てくださいませ。
商品ページでは沢山の写真を掲載いたしますので、ぜひ金曜日のお昼に覗きにいらしてくださいませ。
インスタグラムでもご紹介する予定でおります。
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