*きよみのアンティーク*ブログ

左利き(右手着用)のクラスプについて。

こんにちは、店主です

右手着用されるお客様からセーフティチェーンの取り付けの依頼を頂きましたので、今日は詳しくご紹介してみようかと思います。

まず、なぜ時計は利き手と逆の手につけるか。

諸説あるようですが、

●動きの多い利き手はぶつけ易いから。
●利き手の方がバックルやクラスプを留めやすい。
●字を書く時に重くない、紙の上を引きずらない。

などなど。

アンティーク時計の一般的なクラスプは、この様↓な感じです。
今回は片側を引き輪にした例でご紹介します。
※分かり易い様にクラスプは外した状態です。

引き輪にしてセーフティチェーンを外せるメリットは、

●平置きできる
メタルブレスは折れ曲がったり伸びたりしますと修復が出来ないので平置きはお勧めです。
金無垢ブレスの場合は壊れても殆どが修復可能ですが、下記のタイプは折れ曲がったら修復ができませんので平置き保管がお勧めです。

●外出先で外した時に鞄の持ち手に付けられる
鞄の中で押しつぶされるリスクを軽減できます。

●セーフティチェーンを短くできる
引っかけ易い方や、チェーンが当たる感覚が苦手な方はピッタリサイズにもできます。
(※着用の度に付け外ししなくてはならないので少々面倒ですが

などなど。

通常、セーフティチェーンは真っ直ぐ立った際に指先に落ちるように取り付けてあります。

それを右手に着用すると、この様↓になります。

手を下げるとベルトを跨いでチェーンが落ちるので、脱着時に引っかかり地味ながらストレスです

ですので右着用の場合は、取り外せるクラスプについては下記の様に向きを変えさせて頂いておりますので、お気軽にご相談下さいませ。

本来ですと下記の様↓にするのが1番使い易いのですが
メタルのクラスプはチェーンを付けれる側が決まっており、加工が出来ない又は別途加工料となります。
金無垢ブレスの場合は必ず加工が必要なため別途料金となってしまいます。

着用する度に触る部品なので、少しでも使いにくいとストレスかと思います

クラスプはもちろん、ご購入後に気づいたその他の使い難い点も、いつでもお気軽にご相談くださいませ

●余談●
実はクラスプの向きに決まりはないようなのです。
多くは上記の向きだとは思いますが、各ブレスメーカーや、デザインにより違う場合もあります。

今まで店主が着用してきた経験上、 
”光があたる明るい方で留める方が簡単”と感じるので当店では上記の向きにしております。

たぶん下記くらいの角度で脱着されると思うのですが、
クラスプは下側を持って上に引っ掛けるのが不器用な店主は1番簡単に感じます。

引輪も同じく、下から上に持ってゆき留めるのが簡単に感じます。

とは言え、慣れた付け方が1番簡単ですので、お手持ちで慣れたクラスプがあれば揃えるのが良いかと思います。
なんでもお気軽にご相談くださいませ

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